邪馬台国をどうすればいいか
こんばんは*
12日に花組さんの邪馬台国の風とSante!!をみてきました!
まずは邪馬台国の風について。
いや、いろいろ噂はうかがっていたので、いったいどうなってるんだろうと疑問半分、興味半分で観に行きました。
〇年に一度の少々微妙な作品と聞いておりまして。
でも東京に来て改良された!という話も聞いていましたので、そこまでじゃないんだろうななんて思っていました。
結果
そこまででした。。。
ちょ、ちょっと待って。ちょっと待って!!!
私は!どこから!つっこめばいいのか!!!!!
ということで少し辛辣な記事になります。苦手な方は遠回りでお願いいたします。。。
ネタバレもあるので注意お願いします。。。
まず良かった点をあげるとすると
・みりお、ゆきちゃん、ききちゃんのビジュアルの良さ
・この3人の歌の上手さ
・卑弥呼の衣装の可愛さ
・あまりスポットの当たらない古代をテーマにしたこと
・鏡だったり日食だったり、まぁそこそこ卑弥呼感はでてたこと
・たくさんの生徒さんに役名がついていたこと
かなと思いました。
花組さんが金さば以来だったのですが、やっぱりみりおはかっこいいし、歌うまい。あんな人がいるなんてすごいですよねぇ。
ゆきちゃんお披露目。これまであんまり存じ上げなかったのですが、かわいいし、歌うまいし、実力派!ってかんじでしたね。
あとききちゃん、ききちゃんは今後宙組さんにいらっしゃいますので、ちょっと注目させていただいたんですが、、なんかもうなんでもできるんですね。黒が似合うこと似合うこと。
良いところもいろいろあったと思います。
でもしかし、、、
全体的には、、、
ちょっと、紬的につっこんでみましょう
・回らない盆、上下しないせり
・市民文化会館でもできそうな舞台袖で入れ替わる子役→成人の成長
・棒術習ってたのに最後は剣(だからといって説明もなし、エピソードもなし)
・くがたちの説明不足
・国と国の戦いの割には、ききちゃん側が国って言うか衣装的にも場面的にもなんか盗賊なかんじ
・タケヒコの受け入れ良すぎじゃない?一瞬で仲間になったよ?
・あなたは一体どちらさま、、、?っていう登場人物の多さ
・祭りのダンスはすごいんですが、、、
・やっぱり巫女の服装は揃ってた方が綺麗かな、、、
・きっと色とりどりの子たちは階級が低いとか村娘だからとかだと思うんですけどね、、、
・棒と足音だけの男役のダンス、もうちょい足音をマイクで拾ってあげたりしないとちょっと迫力に欠けるかもね、、、みんながんばっててすごいんだけどね、、、
・急な側転
・せっかくフルドリとツブラメを同期でセット扱いしたなら、もう少しそこの描写足してもよかったのかな、あれだと本当にただの通訳だったから、、、
・マナとの馴れ初めの弱さ
・一目ぼれで寝所まで入っちゃうこと(2人とも一目ぼれだけで行動するキャラなかんじもないし、だからといってエピソードもない)
・マナは神の声が聞こえるときと聞こえない時があるって序盤で言ってたけど、最後聞えない!→聞こえた!ってなってて、いや待って聞こえるときと聞こえない時があるんだから、それは聞えない時だっただけなんじゃないのか?っていう疑問
・なぜ偵察に行く?
・しかも邪馬台国の精鋭全員で
・そしてなぜ全員殺される?
・どうした?
・超弱くないか?
・しかもみりおも切られたよね?見間違い?あれ?
・そしてあっさり卑弥呼から離れて魏の国に行くっていうタケヒコ
・なにがあった
・テーマ(伝えたかったこと)はなんですか・・・?
ざっとこんなかんじですかね、、、。
多分書き忘れてることは多々あるんですが、一応今出てくるのはこんなかんじ。
先生もたぶん、ずっと一つのことに向き合ってると何が何だかわからなくなっちゃうんだろうなって思うんですよね。。
でも、あの、、、監査役とかいないんですか?お稽古中に誰かこれに疑問を持たなかったんでしょうか、、、?
と、紬的には思ってしまった、、、
で、ちょっと考えました。
邪馬台国をどうすればよいのか。
紬的編集をしてみたので、もしよかったお付き合いください。
【狗奴国の比重を少なくするver】
内乱と狗奴国との戦いと、一幕にしてはちょっとごちゃごちゃしてました。いっそのこと狗奴国の比重を少なくしてしまいましょう。内乱をメインにして、アケヒに協力する隣の国、くらいにしてしまいましょう。ききちゃんに狗奴国にいてもらうと比重がどうしても重くなってしまうので、まずはききちゃんには邪馬台国に移動してもらいます。で、他の方に狗奴国の将をやっていただきましょう。
ききちゃんには何をしてもらうかというと、卑弥呼の弟です。卑弥呼の史実をみるとたいてい弟はでてきます。今回は出てこなかったけど。ぜひ出しましょう。
で、内乱をもっと丁寧に描きます。今回はあきらさん一人で頑張っていましたが、他の王たちももうちょっとずつ口をはさみましょう。
そんな中どんどんマナとしての生き方を失って孤独になっていく卑弥呼。その心情を察する弟ききちゃんと、卑弥呼の傍使え。
(今回娘役さんの使い方ももったいなかったな、と。みんな役名つけてもらったんですけど、アケヒ以外にこれといって目立てなくて、みんなちょこっとずつ出てくるから、花組さんに詳しくない私にとっては正直よくわからなかった。結局全員だれをやっていたんだろうってかんじだったので、もう少し出てくる娘役を少なくして、一人一人の比重を増やしましょう。)
その一環で、卑弥呼の傍使えの子が今回いたと思うので、その子の比重を増やしていきます。この子が間諜も兼ねましょう。その子と弟ききちゃんが卑弥呼とタケヒコの真の味方です。
狗奴国の描写を減らすともう少し時間ができると思いますので、もう少しタケヒコとマナのエピソードを追加しましょう。子どもの頃に会っていた、とか、タケヒコもマナもずっと夢に出てくるあの人は、、、って思ってたらお互いだって気がついたとか。急にあなたを探していたのよって言われても観客はついていきにくいですので。
寝所に入る件に関しては、タケヒコとマナが会いたい、会えない、会っちゃいけない、でも会いたいみたいな感じで悩むはどうですか?で、お互いそんなかんじで超病みそうだったから弟ききちゃんと卑弥呼傍仕えちゃんが良かれと思って寝所に案内するかんじ。1回だけでも会わせてあげようという気持ちで。
でもそれを知って卑弥呼たちを嵌めるアケヒ。みたいな。
そしてタケヒコは寝所に入ったことでマナを窮地に陥れたことをもう少し悩み、かつ反省しましょう、、、
あとはツブラメとフルドリとイサカ、このみんながタケヒコを受け入れるまでのエピソードも追加しましょう。1個でいいから。本当に。
そしてここの恋模様ももっと描けるといいのかな、、、。感情移入したいですよこんないい配役なんだから。
ツブラメとツブラメの相手役の子はもっととっても幸せそうに描きます。そしてフルドリに想いを寄せる子がいる描写は思い切ってカットします。(あとついでに途中でタケヒコに助けてもらって想いを寄せる子がいますが、これもカットします)フルドリ→イサカ→タケヒコの描写を増やしましょう。そしてフルドリは諦めるんだか諦めないんだか妹みたいに見守るんだか決めましょう。ええ。中途半端のままだったから。
ツブラメとフルドリの2人でこの国を思う気持ちとか、お互いを思う気持ちとか語らせるのもありと思う。
そしてくがたちの説明ももっとできるといいですね。くがたちって一応日本の歴史でよく出てきます。ですがそんなに(ギロチンレベルで)メジャーではないと思うので、もう少し説明しましょう。
あとあと、3人組の兵士さんが、お話を進めやすくしていましたが、、、こちらも急に出てきたので、花組さんに詳しくないとよくわかんないと思う。あとユズリハも急に出てきたイメージ。1回自己紹介ソングとか歌いませんか?
っていう邪馬台国の話をメインにするバージョン。
【狗奴国の比重をもっと重くするver】
狗奴国ももう少し国っぽく描きましょう。兵士しか出てきてないのでなんだか盗賊の集まりみたいになってしまっています。
ききちゃんに相手役をつくりましょう。この家族のために俺は戦うんだみたいな描写を入れると、邪馬台国vs狗奴国という構図になると思います。
それから、もうタケヒコは仲間になってるところから始めましょう。で、ちゃんと戦いましょう。偵察に行って精鋭が全員死ぬのじゃ先が思いやられます。
でそのなかで、マナとの描写、フルドリとツブラメ、イサカの描写を描きます。内乱はもうこの際なかったことにしましょう。
マナはもっと戦いに特化してもらって、神の声を聴きながらタケヒコを助けるかんじにします。
またこのバージョンの場合は、もう少しタケヒコがお師匠様を殺されたときのこと、その恨みを述べます。お師匠様がなんで殺されたのか、お師匠様の素性ももう少し描きます。またフルドリ、ツブラメ、イサカの狗奴国への怒りももっと詳しく描写します。
そして最後はもっとちゃんと考えて戦います。それこそ月食のことを前からわかってて、それをもっと有効的に使いましょう。
神の声が聞えなくなった~の件もカットです。なんなら、くがたちもやめておきましょう。お祭りは狗奴国に勝ったっていう設定のお祭りにすればいいかなと。
最後はそこそこの戦になりますので、全員死ぬのはあれですが、1人くらい死ぬことになります。私だったらフルドリを殺しちゃいます。ツブラメを守って死んでいきます。「小さいころ俺を助けてくれてありがとう、話せなくなったことをずっと申し訳なく思ってた、これで恩返しができる」みたいなかんじの展開が好みです。そして最後にイサカに「幸せになれよ」って言って死んできます。こういうの好き。
最後に敵を倒したな、、っていうかんじにして、一緒に頑張れてよかった、これからも離れていても心は一つだ。俺はお師匠様の敵をとることができた。でもまだお師匠様には敵わないから、これからのためにお師匠様の国に行ってくる。お前のためにできることを見つけて帰ってくる。ってかんじで魏に行って、そこでタケヒコが活躍したから、卑弥呼は後世にも残るくらい外交ができたんですよみたいな終わり方にしましょうか。どうですか?
【めちゃめちゃLOVEに特化するver】
内乱してても狗奴国がいてもいいですが、もうこれ自体を恋愛物語にしちゃいます。禁じられた恋、3角関係、不倫。タケヒコとマナ、フルドリとツブラメとイサカ、エトセトラ、古代の恋愛物語として扱います。もう昼ドラみたいな展開です。戦いとかもうどっちでもいいです。
思いっきりタケヒコとマナの幼少期を描きます。久々に会って恋人同士になって幸せにしています。それでもマナに神の声は聞いてもらいましょう。宮に連れていかれてしまいまう。少しでも近づくために軍隊に入るタケヒコ。その話を聞いて協力する兵士たち。卑弥呼には男は近づかなかったと言われていますが、1人だけごはんとか持っていく人はいたので、それになれたっていうのが結果です。
恋愛×古代をメインに。
これはちょっと弱いですかね?
今のところ、紬に考え付くのはこのくらいです。
まぁ好き勝手に書かせていただいたので失礼なこともあるかもしれませんが、悪しからず。
ただこうやってちょっと変えるのは素人でも考えられますが、やっぱり一から考えるのは大変なんだろうと思います。先生方はやっぱりすごいですね。
なんせ1回しか見てないので、紬勘違いしてない?ってところあればお知らせください!
書いてすっきりしました。
Sante!!はまた後日書こうと思います。
おやすみなさい!