おなじほしをみつめていたい

ゆるゆると宝塚について語れたら。初恋は凰稀かなめさん、七海ひろきさんに愛を叫び、瀬央ゆりあさんに落ちる。

阿弖流為原作を読んで

なかなか寝付けないのでちょっと阿弖流為について。

 

阿弖流為原作を、舞台終わってから読みました。

私好きな本に当たると、食事すら面倒になり、スマフォも確認せず、ずーっと本読んでるタイプなんですが、、、今回はそのパターンでした。

こんなに面白い本を、なぜ今まで読んでいなかった、、、!悔しい!

ってくらい好きな本になった。

上下巻で、それぞれ500ページくらいあるので、そこそこ読み応えがあります。読んでた期間寝不足だったけど、楽しかったなぁぁぁ。

 

原作の阿弖流為は、私的には琴さんそのまんまでした。なんか役作りとかしなくても、そのまんまでいいんじゃないかなってくらい近いと思いました。

まずはオールマイティ―なところ(すべて水美舞斗ではないですよ)、泣き虫さんなところ、みんなから尊敬されているところ。

もはや原作なのに宛書きか?と思うくらいだった。

舞台観たときは、うーん、そこまで琴さんってかんじがしないなって思ってたので、、、なぜだ。

年齢設定もあれだったのかなぁ。原作では、阿弖流為が一番年下で、飛良手も伊佐西古も年上なんですよねぇ。そのほかの皆さんは超年上だし。舞台観たときは母礼だけが年上なのかなって思ってたから、、、。原作はですね、一番年下の阿弖流為が、年上の人たちに尊敬されながら、信頼されながら、それでも佳奈ちゃんのことはからかわれるみないな展開でめっちゃそれが私好みだったんですよね。

 

まぁ、原作が小説で、それを舞台にするとどうしても書ききれないところがありますよね。それは仕方ないんです。ストーリーがちょっと違っても、年齢設定がちょっと違っても。

それはもうしょうがないけど、一つだけ。実写化するときに譲れないのは「主題」なんです。

例えば作者がこういう気持ちを伝えたくて書いた、っていう作品を実写化するときにその気持ちは無視されたくないんですよね。そこは守ってほしい。

その点で行くと、この舞台は素敵だった。原作読んで、まぁ舞台とは違うなーっていうところはいろいろあったけど、阿弖流為蝦夷を大事にする気持ち、なんで大事にしたいか、そして命を大事にする姿勢がよかったなぁと思います。

あと原作は、舞台より女の子が出てこない、、、。

舞台観ても娘役さんもっと出てほしいなと思ってたけど、あれでもだいぶ場面を増やしてもらったんですね、、、。そうだったのか、、、。

男性の作家さんなので、やっぱり男性の描写が多くて、そりゃそうなんですけど。。。

 

私の場合女性作家さんのほうが感情移入しやすいんですよね、やっぱり。だから最近女性作家さんの本ばっかり読んでたけど。

まぁ感情移入に関してはやっぱり男性の作家さんだからわからないところもあったけど、、、(これは私が女性で、女性としてのアイディンティティが強くて、基本的になんでも自己投影するタイプだからっていうのが強いから私の都合なので)。

やっぱりああいう戦いものとかは男性の作家さんの方が上手な気がする。

久々どきどきわくわくしました!

 

 

読んでる期間、私の魂は蝦夷をさまよっていたと思う。

今度東北に、蝦夷巡りに行きたくなりました。

ひとまずこれは岩手の友達に相談することとします。

日本の歴史っておもしろい。

 

 

あ、ちなみに瀬央さんの田村麻呂は、原作と似てた。原作より5割増しでかっこよかったかんじだった。

これを琴さんと瀬央さんにさせるのは本当に正解だったと思います。

あとあやなちゃんも原作と似てた。

 

原作よんでよかったです~

小説の帯も琴さんとみほちゃんのポスターの帯を手に入れたので大切に保管します!

 

 


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