宝塚ファン的ベトナムの歩き方
と、だいそれたタイトルをつけてしまいました、紬です。
ということで、はいからさんの翌日より海外逃亡、いいえベトナム旅行に行って来ました!
私は基本的にヨーロッパとかが好きなんですが治安とかお金とか日程とか考えたときに、アジア旅行しかできないかなってなりまして。そうしたら一緒に行く友人がベトナム旅行の選択肢を出してくれました。
もともとフランスの植民地だったこともあり、フランス感あるところもあるからと友人が勧めてくれて(ありがとう)(ヅカファンはフランスに惹かれる)、ベトナムに決定。
ということで脳内が宝塚で支配されている紬がベトナムに行ったらどうなるか、というのを書かせていただきます。
タイトルすごいですけど、正直中身はないです。ごめんなさい。
ちなみに私、宝塚の作品でベトナム関係ある知っているのは「舞音」のみです、他にあったら教えてください、、、。(ちなみに舞音もややうろ覚えです、悪しからず)
まずはホーチミン(ベトナム南部)、昔サイゴンと言われていた、比較的新しい都市です。私のガイドブックには東洋のパリと書かれておりました。
舞音でまさきさんがベトナムに着いたときに「ここがサイゴンか」と言います。
だから私も飛行機でホーチミンに着いたときに心の中でつぶやきました、「ここがサイゴンか」。一気にテンションがあがります。
ツアーのバスで空港からホーチミンの都市部まで送っていただきました。バスの中からまず驚いたのがバイクの多さ、走り方。ベトナムの方々的には秩序が保たれているかもしれませんが、私たちにとってはあのバイクの走り方はびっくり。縦横無尽に走っている感じです。それを避けながら道路を渡るのが大変だった、、、。
そしてその街並みの中で突然出てくるコロニアル調・バロック調の建物。ホーチミン人民委員会庁舎やオペラ座です。バイクの波、屋台、歩道にある理髪屋さん、道で売っている果物、暑い気候、高い湿度、、のなかに出てくるフランス式。これがベトナムか。
初日は自由行動。次の日から人民委員会庁舎やオペラ座はツアーで巡るとのことでしたので、初日はスパに行ったりネイルをしたりオーダーメイドの服を作った超女子的なことをしました。
ネイルは日本でやっているときと同じようにヅカネイルにしようと思ったのですが、時間がなくて断念。でも綺麗にしていただきましたし、仕事のためいつもはできない手の爪にやっていただいて非日常感がでました。(青にきらきらつけてもらって、やや星組テイスト)
オーダーメイドの服は、なにを隠そうふうちゃんがたまに着ているブランドのお洋服を真似て作っていただきました。そのブランドさん、この前かなめさんのディナーショーのときにお洋服を買ったところなんですが、とにかくかわいいんですよね。ただちょっと予算的に手の届かないことが多くて。笑
この前もそのブランドでこれ欲しいけど、柄も派手だし観劇に着ていく以外使い道ないし、お金も高いしというお洋服がありまして。せっかくなのでそのお洋服、柄を変えて真似ていただきました。わーい。
そんなに安いとかではなかったですが(ベトナムは基本的に日本人からすると物価が安いです)、そして完全再現まではいきませんでしたが、満足!
普段使いもぎりできそうだし、観劇にも着ていきます!わーい!!!
初日の夜にサイゴン川のクルージングに行きまして。結構港から荷物運んでくる船とすれ違ったんですよね。私地理関係が完全に苦手なのでよくわかんないんですけど、舞音でまさきさんが見逃した密輸船ってこれかななんて・・・!妄想にふけっておりました笑
2日目はツアーで各地回りました。フランス式の建物に連れて行っていただいて、わーこれ舞踏会とかできそう、とか、1回だけフランスに行ったことがあるんですが、その時見た建物にそっくり!とかいうかんじ。
そんな中一番感動だったのが、統一会堂。旧南ベトナム大統領官邸です。歴史を伝える建物でそれも大変勉強になりましたし、ベトナム戦争って結構近代のことだから、私たちが中学の時は歴史の授業で軽くやってとばされちゃったりもしてたので、いろいろ教えてもらってよかったなと思ってるんですが。
やはりヅカオタ的にはパリ。統一会堂自体が名前は変われどフランス植民地時代の建物ですので、当たり前なのかもしれませんが、バルコニーから見たお庭が超フランス・・・!真ん中に噴水があって、その向こうに1本通りが見える。。。これぞヴェルサイユ!(にとっても似ているのです)
思わず一緒に行った友人に記念写真撮ってもらいました。やったね。
(ちなみに統一会堂のお庭で一番有名なのは無血開城した際の戦車です。私はベトナム戦争当時まだ産まれていませんのでリアルタイムで映像などもみていないのですが、スマフォで撮った写真を祖父母に見せたら感慨深そうにしていました。あのお庭に戦車があるってことが大切な記録なんでしょうね)
さてさて、一通り見まわった後は女子旅ならではのアオザイ体験ツアー&スイーツタイム。
アオザイは舞音でちゃぴちゃんが着た、白生地に蓮の花が書いてあるものをと思っていきましたが、ちょうどいいのがなかったので諦め。代わりにみりおんがショーで着てた(どのショーかわすれてしまったのですが)ものに似ている、紫の生地で胸元にたくさんきらきらがついているアオザイに決定。これもかわいかった!
しかしまさかのお化粧までしてくれるタイプでした。これで私もベトナム美人、、、ってこれ眉毛太すぎませんか・・・?確かにベトナムっぽい顔にはなったけど!日本でこれやったら爆笑ですよ!
と思いながら写真を撮っていただき終了。なんとそのままのメイクでスイーツタイムに突入しました。食べながら友人を見てさらに笑った。やっぱり尋常じゃない眉毛。
ホテル着いて自由行動になったとたん、お部屋に戻って眉毛落としました。笑
3日目に行ったのがミトーのメコン川。ここが一番舞音の世界観ぽかった気がします。私舞音のイメージが、竹とかいっぱい生えててジャングルっぽい現地の中、ちょっとじっとり蒸し暑い中で、少しアンニュイ・・というか晴れ晴れとっていうよりかは少し暗めの中で二人が過ごしているかんじあって。
竹は生えてなかったように思うんですが、あの蒸し暑くてアンニュイな感じがあったのがここだと思いました。
っていっても、完全に観光地化してて、外国人(自分たちを含め)ばかりで笑いました。
舞音の最期に、みやちゃんの漕ぐ船にまさきさんとちゃぴちゃんで乗るじゃないですか。その船みたいなやつに乗って川を渡るんですが、これがまぁ観光の人多すぎて渋滞になっちゃって。なんかイメージと違うな笑、と思いながらも後半は空いてきたのでイメージ通りでした。
あとなにがすごいって、ディズニーのジャングルクルーズ。あれそっくりでした!ディズニーって再現率すごいんだなぁ。。。
さてさてその日はそのまま国内線で2都市目のハノイ(ベトナム北部)に移動になります。
舞音でまさきさんが捕らえられた時、「詳しくはハノイに行ってから聞く」とにらまれた場面で出てきた、そうそのハノイです。ベトナムの首都であります。
(舞音では流刑先:最後の場面としてでてきましたねハロン湾)
この旅行で一番楽しみにしていたものです。
カルスト地形でして、2万個の岩が海のなかにそびえたっています。これは本当に感動した。なかなかみられるものではないですよね、、、。海の真ん中にこれだけの岩がそびえたっていると感動通して何が何だかわからなくなってきます。でも絶景。さすが世界遺産。
ちなみに地元の伝説でこの岩たちは、昔ハノイが外敵から攻撃された時に龍が下りてきて、龍がハノイを守ってくれた、そのときにできたものと言われています。舞音でもちゃぴちゃんが言っていましたね。
龍=まさきさん・・・!!!
一つの島(岩)に降り立って鍾乳洞を見てきました。これもびっくり。1回山口県の秋吉台という鍾乳洞を見に行ったことがあって、そこもとても綺麗で驚いたんですが、そのスケールを上回る大きさ!
あれが自然にできたってすごいですよね、、、まさに自然の神秘です。
鍾乳洞探索中はガイドさんが「あれはゾウのオヤコです~」「あそこにサンタクロースがイマス~」と説明してくれて楽しかったんですが、思わず聞き耳を立ててしまったのが私たちの後方にいた、ヨーロッパの観光客の方々。なんとヨーロッパのガイドさんが「この鍾乳洞の中にもロミオとジュリエットがイマス~あそこデス~」とかなんとか言っていました。思いっきり振り向いて私もロミジュリ拝みました。たしかに手を取り合ってロミジュリっぽい。写真もばっちり撮りましたよ。でもさすがにティボルトはいなかった。
日本ではそこまでロミジュリがメジャーじゃないから説明がなかったんだと思います。。。後ろにヨーロッパの方々がいてよかった!
ハロン湾のクルージング中、ここが舞音の最期の場面かと思うと少し悲しくなりましたが、とてもきれいな景色、穏やかな雰囲気、ベトナムらしい湿った空気、小舟だったら他の人に邪魔されることもなく漂うことができるなと思いました。最期の場面にぴったり。
舞音を東京劇場で見たときは、ベトナムが身近じゃなさすぎて、月組さんもあまりわからず当時そこまで思い入れのある舞台ではなかったんですが、この景色をみて、ああまさきさんとちゃぴちゃんがみた景色はこれだったのかと思うとなんだか物語の筋がより見えた気がしました。
舞音って、決してハッピーだけじゃなくて、愛に狂っていくイメージだったのです。日本にいるとそれってどうなのって思うエピソードもあったんですが、ベトナムだと成立するような気がした。ベトナム少しいただけですけど、日本で暮らしているときには嘘でしょ?と思うこともベトナムでは有りなんですよね。縦横無尽のバイクとか、歩道の
散髪屋さんとか。やたら値切れる価格に、街の混沌さ、急に出てくるフランス式。
もう一人のシャルル(みやちゃん)って、もしかするとシャルル(まさきさん)がベトナムに産まれていたらこうなっていた、という人物なのかとも思いました。
最期にまさきさんが「これからどこに行けばいい?」的なことを言っていて、みやちゃんが「どこへでも、あなたの心のままに」的な返しをするんですよね。今となってはそれが一層尊い。
ちなみになんですが、ハロン湾クルーズ中に水上民族の方と出会いました。船の上で暮らしていて郵便局も学校もあるそうです。海鮮物をとって観光客に売ったりしながら生計をたてているとか。結構自由に暮らしている印象を受けましたが、現地ではそんなことはないのかな?でも勝手にですが自由に生きているかんじがして、シャルル、もし最後行くところに困ってたら水上民族とかどうですかっ?って思ってました。
なんかうまくやっていけそうな気がして・・・シャルルが自由に生きられそう・・・。水上民族の方々の端のほうで、ちゃぴちゃんを思い続けて狂いながら生きていってほしい・・・(紬の願望です)(なんかごめんなさい)
とまぁこんなかんじのベトナム旅行でした。
舞音見直そうと固く決意し帰国。
舞音的にやり残したのは、ちゃぴちゃんが最後の方に歌ったベトナム民謡を聞くこと。何回かベトナム民謡を聞く機会に恵まれていたのにもかかわらず、違いが判らず聞けなかった気がする。これ私の勉強不足でした。残念。
あと残念だったのは2日目に行った市場で、フランスっぽい小物がたくさん売っていたのにまだこれからもあるしなーとあんまり買わなかったこと(特にフリルのついた熊のティッシュボックス買わなかったこと)(かいちゃんブリドリで、しどりゅーがかいちゃんにあげたあざらしのティッシュボックスに似ていた)、そして目をつけていたフランス雑貨のお店がことごくやっていなかったことくらいです。
ベトナム小物はかわいいけど、私あんまり自分のものにしたいほどの欲求がなかったのでお土産メインに。でもいろいろ可愛かった。布製品が安いし物が良い。
なによりごはんがおいしかった!フォーも春巻きもベトナムの伝統料理も。
ちょっとシュールで、エキゾチックで、植田先生の「恋というもの、人の心というものは、正体不明で説明がつかないから面白い」というお言葉にぴったりなベトナムでした!
楽しかった!
ここまで読んでいただきありがとうございましたっ