上田久美子先生のお話し
ということで上田先生についてちょっとだけお話ししたいと思いました。
いろんなところで私、上田先生が好きだ!って言ってるんですが、これは星逢と金サバのみを観てでした。
月雲と翼ある~は観られていない現状。(宙組ファンとして翼~観てないとか致命的ですよねまぁさまゆうりちゃんきたさんごめんなさい)
星逢ももちろんよかったんですが、私的には金サバはほんと良くて・・・!
みりおさんに奴隷を当てたところ、でも実際は王子だったという宝塚的展開を忘れないところも素敵です(みりおさんにぴったり)。あとは花乃ちゃんのお役ね。花乃ちゃんの良さをフル活用してくれたあのお芝居。気が強くって素直になれなくって、でもかわいくて女の子で。
物語自体も成立してて切なくて。でも観客もどういうことか考えろよ!っていう姿勢も好きで。
ここ最近一番ヒットした大劇場の作品は金サバです。(あーまってスカピンもハイカラさんもよかったけど)(ハイカラさんは原作がありますし)
で、今回の神々もよかったんですけど。
やっぱり上田先生は人物批評が的確というか。当て書きがうますぎ。あと言葉にするのが上手というか。そして大切なのは切なさ。これ重要。泣かせるだけじゃなくて、ただ強制的に涙が出る作品じゃなくて、切ない。いつの間にか胸が締め付けられて、劇場の帰り道にぽろっと涙が出てくる、そんなかんじの作品な気がしてます。好き。
私が今回の宙組公演で思ったこと、まぁさまやゆうりちゃんへの感情や言葉、ぜーんぶ上田先生がパンフレットで語っております。これが的確過ぎて少しだけお伝えしたい欲にかられたので抜粋させていただきます。
一応自重しましたが、書きすぎかもだったらご指摘ください。
「今回の物語では、何を成し遂げるかではなく、どう生きるかが問題だ」
「成功や幸福よりも、己に恥じぬよう気高く生きることを描きたい」
「正統派のヒーローが似合う朝夏には、宝塚での最後の役として、最も宝塚らしい正義の人を演じてもらおう。完全無欠のヒーローではつまらないけど、ドミトリーには恋という脛があって、そんな傷を朝夏自身の強い明るさの中にある翳りに重ね合わせて、集大成となる作品を」
「(ゆうりちゃんに向けて)忘れえぬ恋にこそ相応しい彼女の美しさを、人が長く覚えていてほしい」
正直1個前の記事で、このお芝居にはスカピンみたいに王太子を奪還するような結果はないんだけど、そこまでのドミトリーとイリナの生き様が!
とか書きたかったんですけど。
上田先生がもう全部言ってる(涙)
と思ってやめました。
っていうか私、全然言葉にできなくて、感動を「!」とか「好き」とか、「素敵」「かっこいい」っていう非常に少ないボキャブラリーで書いてるんですが。
上田先生は本当に、言葉にするのがお上手すぎて、、、
とくにまぁさまに向けた「強い明るさの中にある翳り」。これを私は何度言いたかったか!
全然表現できなかった。「なんかまぁさまって明るいだけじゃなくてちょっと覚悟決めてるって言うか芯が強いって言うかその中でほんの少しだけほの暗いがあるけどでも明るい感じ~」っていう本当に微妙な言葉で表すところだった!
「強い明るさの中にある翳り」
まぁ様はこれでいい。私ボキャ貧だから、「なんか」で始まって「かんじ」っていう文章が多くてお恥ずかしい限りなんですが。
上田先生、すごいなぁ。
歌劇の、上田先生のゆうりちゃんに対するお言葉、読みました。
「銀や紫が似合う」「昨今のミュージカルブームにはなかなか合わない」「あの美しさが創作意欲を引き立てた」「美は本人の才能」
歌劇立ち読みしただけなので上記は意訳かもですが。
ゆうりちゃんのこと、不器用だと表現されておりました。
ゆうりちゃんのいいところも、課題も、上田先生はわかっておられたのかなと。
銀や紫、本当にお似合いですよね。報われない恋もたくさんしましたね。
「美は本人の才能」これだけは一部わかるけど、一部は(自分が美人じゃないほういるからちょっと嫉妬で)そんなこと言われても、、、と思うけど笑
本当に綺麗な方でした。
ゆうりちゃんが綺麗だってわかっているのに、ショーで出てくるたびに「きれいだなぁ」って思っちゃいましたよ。
上田先生のこれからの作品、とっても楽しみにしています。
そして作品と、生徒さんたちの解釈を、とっても楽しみにしています。
まずは月組!初のショー作品!
紹介文だけであんなに笑ったのは初めてです笑
上田先生、超期待値あがっちゃってますよ!笑
観に行きたいと思います!
たーのーしーみー!