おなじほしをみつめていたい

ゆるゆると宝塚について語れたら。初恋は凰稀かなめさん、七海ひろきさんに愛を叫び、瀬央ゆりあさんに落ちる。

はいからさんが通り過ぎてくれない(れいちゃんにガチ恋疑惑)

夜遅くに失礼いたします。

紬でございます。

海外逃亡から帰ってまいりました。

 

海外行く前日にみた「はいからさんが通る」、未だに私の中できらきらしていて心の中で大きな割合を占めていまして。全然通り過ぎてくれません。

前回はその場の勢いで書きなぐってしまっただけなので、詳しい感想を書かせていただこうと思います。(完全にネタバレしているので注意お願いします)

そして原作を知っている方か、舞台を見た方ではないとわかりにくいと思います。なんかダイジェストってかんじで、あんまりお話の解説とかしてません、、、

Wikipediaをご参照ください、、、

それでも大丈夫な方は以下へ(読んでくださるとうれしいです)

 

 

 

なによりもまず、最初のシーンでみんなで「はいからさーんがとっおっる♪」と歌って踊ってのところがあります。私みんなでばーっと出てきて歌って踊るの好きなんですが、れいちゃんもお華ちゃんもみんなキラキラしていて、楽しそうに踊るものだから一番最初からうきうきしちゃいました。しかも宝塚は今更言うのもなんですが、衣装が綺麗で華やか。

あのシーン見て、ああ私宝塚好きでよかったなぁって思いました。このシーンだけで今日は満足とさえ思いました。そのくらい綺麗で華やかで、みんなきらきらしてて。音楽も入って来やすいし(歌いだしたくなっちゃいました)、みんな踊りも楽しそうだし(そして踊りだしたくなる)、そしてみんなイケメン、かわいい。ビジュアル完成度高い。。。

 

と、本当に素敵な冒頭でした。

 

 

そして紅緒が蘭丸に竹刀で稽古つけたり、自転車で学校に行ってしまったりと超はねっかえりの場面、お華ちゃん嫌味にならず、うざくなることもなく、きらきらの少女漫画のヒロインになっていたと思います。かわいくてまだ無垢な感じがしました。

そこに出くわす少尉さま、紅緒の様子見てだいぶ笑っておられます。笑

いやそれ現実でそんだけ笑ったらちょっと失礼よ?笑

でも大爆笑って言うか、笑いをこらえきれないかんじ。そしてここのれいちゃんにご注目なんですけど、軽く手を口元に持っていくんですよね。これが印象的で、まぁかっこいいっていうのもあるんですけど、あの笑い方で、少尉ってこんなかんじの人なのかなっていうのがわかったというか。(笑い上戸で少しだけ笑っちゃいけないかなと思ってるけど実はそこまで悪いと思ってない感じ)。この笑い方今後も出てきます。少尉のくせなんだろうな、って思って、、、これは原作からこうなんですかね?それともれいちゃんが足したの?

どちらにせよ、少尉を表現するのに一役かってるなぁこれいいなぁと思ってました。

 

そして紅緒は自分の婚約者が少尉だということを知ります。紅緒の、少尉のことはよくわかんないけど、親に決められた道には乗らない!っていうモダンガールなところ、かわいいしなんか共感してました。

モダンガール紅緒は最初少尉をはねのけるんです。でもだんだん少尉に惹かれていきます。わかる、少尉が魅力的過ぎて惹かれちゃいますよね。あんなかっこいい少尉がいればそりゃ惹かれますよ。

 

少尉が紅緒を口説く場面で良かったのがソファのシーン。ソファと言ったらミーマイでしょ!というのがヅカファンだと思うんですが、、、このソファシーンもよかった!

紅緒のとなり、後ろ、そして反対側のとなり、、、少尉はあらゆる角度から紅緒に近づいて口説いていきます。少尉にあんだけ顔近づけられて「好きですよ」なんて言われた日には倒れます。お華ちゃん、よく保ってるなぁ。

紅緒はすっごい照れるんですけど、やっぱりこれで心惹かれちゃってるかんじがあります。わかる、めっちゃわかるよ紅緒。

とりあえずソファ買うところから始めます。(買ったからと言って少尉が迫ってくれるわけではない)

 

 

紅緒がいろいろ騒動を起こして、少尉がそれをフォローして。少尉優しいなぁと思います。でも婚約者だからっていうだけでなくて、紅緒の人柄も好きになってきてるんだろうなってかんじがしました。

ここらへんの騒動、観てるだけだと大変面白い。(嫌な展開につながっていくところもあるのでどきどきなんですが)

紅緒の王道☆少女漫画ヒロインである、騒動起こすけどなんだかんだみんなから愛されるっていうのが嫌味なく成立してて、お華ちゃんが誰からも愛される雰囲気と性格だしててほんと、なんていうか、よかったようお華ちゃん。。

 

そんな2人も引き裂かれてしまいます。シベリアに行ってしまう少尉、それを少尉の実家で待っている紅緒。離れていても愛し合ってるこの尊いかんじ。なんでこんなに尊くなるかって、れいちゃんの優しい表情と、笑い方と、お華ちゃんのひたむきさなんだと思います。切なくてもほんのりあたたかいかんじ。。

 

でも少尉が亡くなってしまったという連絡がきます。みんな悲しみにくれるけど、若い紅緒のことを思って少尉の祖父母も紅緒に、「婚約してただけなんだから、気にしなくていい。実家に戻って他の方と結婚しなさい」というんですが、紅緒のもう一生結婚しないという決意の表しで白い着物を着ます。その時のお華ちゃんが、舞台冒頭の無垢な感じだけでなくて、まだ若いし愛らしくて未熟な雰囲気の中に、芯が1本通った紅緒になりました。ほんとに感動です。そして紅緒は少尉の実家を支えていきます。

 

結果いうと少尉は記憶喪失になっていて、なんやかんやあって日本に奥さん連れて帰ってきます。でも紅緒と会って思い出すんですね。紅緒への大切な気持ちと同時に、シベリアでお世話になった奥さんのことも捨てられません。そんな複雑な気持ちになったところで、紅緒の横に新しい男(編集長:ちなつさん:イケメン)がいたらそりゃ困惑しますよね。

あそこのれいちゃんがよかった。れいちゃんってこれまでの人生、端からみると(超勝手に)順風満帆で来てる感じするんですが、なんであんなに「切ない」とか「悲しい」とかが上手なんですか?(順風満帆に来てる方はそういうのがあんまり響いてくなかったりする)(私の主観でかつ勝手に思ってるだけで偏見かもしれない)(ごめんなさい)。そして一色じゃない、いろいろな感情を抱えてる感じが出せるのは一体なぜですか?大好き。本当に大好き。

 

少尉は紅緒を助けるために奔走します。奥さんのためも思って仮の旦那役も演じます。それが正しいかは賛否両論あると思いますが、だからこそ少尉なんだなって気がしました。優しくて、強くて。

あーかっこいい。

 

最終的にはハッピーエンドです。よかったよかった。おめでとう。

 

とここまで少尉(れいちゃん)と紅緒(お華ちゃん)メインに書いてきました。

 

次は他の方々を!

 

まずはちなつさん。ロン毛が似合いすぎる。しかもスタイル良すぎる。なんですかあれは。

編集長役でして、なんだか変わった人だなっていうのが歩いてるだけでわかります。あんなにロン毛なびかせてる人初めてみた。

紅緒のことを最初は拒否ってるんですけど、徐々に心を開いていく。そして少尉と同じくらい紅緒のことを守ろうとします。最初の印象はただの変な人、でも紅緒を守る他時は本当にかっこいい、すてきな男性になっていました。

紅緒は多分編集長と結婚しても、幸せになったんだろうな、、、と思わざるを得ない素敵な編集長でした。

 

そして鬼島(マイティ―)。ほんと第1幕マイティー出てこなさ過ぎてどうしたって思ってたんですが、途中からちゃんと出てきました。ちょっとワイルドでがさつなかんじ、これが良く出てたのが、先述したれいちゃんの笑うとき手を口元に持っていく仕草です!鬼島も癖で口元に手を持っていくんですが、これがまたワイルド。

れいちゃんの少尉さんは上品で貴族的なんですけど、マイティーはワイルド。

同期でなにやってくれてるんですか。好きです。

れいちゃんと二人のシーンがあるんですが、なんか感無量でした。面白ポイントもあるしほっこりもするし感動もするし。いやいいシーンたくさんあった(邪馬台国で欲しかったのはこういうシーンなのだ!)(あ、いや、紬的にですよ)。

 

尺の問題からか、原作では紅緒のことが好きになる件があるらしいんですが、あんまりそこまではなかったです。好意を持ってるんだろうなくらい。環様(しろみきちゃん:少尉の幼馴染:紅緒の友達:最後鬼島好きになって追っかけていく)とのことのほうが印象的です。ここのカップル好き。

 

あと忘れちゃいけないのは丑五郎(たそさん:紅緒の子分:面白くて良い人)。たそさんって金サバの時も思ってんですけど、いい味出してますよね。この人がいないと成立しなかった舞台なんじゃないかって(特に1幕)思います。

はいからさんは大正デモクラシーや軍やら戦争やら関東大震災やら、社会的で暗い話題も多いのですが、作品自体が明るいのは、紅緒と、少尉と、編集長と、あとこの丑五郎のおかげかなって思いました。

あー、たそさんがいる舞台は本当に楽しい!!!

 

あと環様(しろみきちゃん)ね。この方も可愛いんですが、可愛いって言うか、先進的で強い、芯の通った女性を演じていました。

ちなみに紅緒の芯が通った感じなのはどちらかというと「ふわふわ・わくわくのなかに1本芯が通ってる」なんですけど、環様は「ふわふわなのは外見だけ、芯の塊です」みたいなかんじです。かっこいい。

 

しろみきちゃんが全然関係なくて申し訳ないんですが、環様を観ていて思うことがありまして。環様は大正デモクラシー時の、モダンガール(先進的な若者)だったんですが、「自分の道は自分で切り開く!男は選ばれるものじゃなくて選ぶものよ!人の言いなりになんかならないわ!」みたいな女性なんですよね。

私の出身高校が、ちょうど大正デモクラシーくらいにできた女子高でして。ほとんど何から何まで変わらず今まで来ています。いわゆる伝統校というやつでした。

よく学校の挨拶で、ここの生徒は今でもあの頃(大正デモクラシー)の気迫があって~とか話されてたり、伝統ね~なんて話されていましたが一向に気に留めていませんでした。だってそんなことなくない?って。

でもはいからさん見て、環様みて、超既視感。あれ、、、こういうかんじ友達にたくさんいるなって、、、。

まぁみんな頑固で負けず嫌いで(県内で学力も部活もトップみたいな高校でした)(そして紬は落ちこぼれ)、自分の道切り開きすぎて、スマフォも満足に使えない秘境に仕事で行っちゃってたり、彼氏に寄生しようみたいなタイプも少ない(まだ年齢のこともありますが専業主婦になった子がいない)。

伝統校って古いだけじゃんって思ってたけど、、、気質がばっちり受け継がれてるんですね、それってすごいな。と勝手に思っておりました。我が母校にはいからさんの影を感じました。。。

 

 

話を戻しましょう。

あと今回でばーっちり聖乃あすかちゃんを覚えました。名前だけ知ってたから、あれ娘役だっけ?男役だと思ってたんだけど、、、

って思ったらちゃんと男役でした!蘭丸(女形:紅緒の幼馴染)だったからなのね!

お芝居も発声も良かったなーと思います。100期生がぐんぐん来る時期になったのですね・・・!

今回原作好き着物好き大正時代好きの友人が「観たい」と言ってくれてからがんばって

チケット探したのですが、この友人は蘭丸に惚れてました。いやうん、好きだよね、こういう報われないヘタレな役って。そして最後まで決めきれない人好きよね、、、。いいんだけどさ。

でもこういう蘭丸役をばっちりやってた聖乃あすかちゃん!ありがとうございます!おかげで友人一人沼にはまりそうな予感。

 

友人は着物にも詳しいタイプなんですが、今回の公演、着物もきれいでよかったと話しておりました。でもお華ちゃんだけ振袖に袴?で当時としては違くない?みたいな話をしていたのですが、わたしにはさっぱりわかりません。ていうかこの発言自体も合っているかどうか、、、(お華ちゃんの着物だけなんとかかんとかって言ってたのは覚えてるんですけど、後はちょっとうろ覚え。)

一つの舞台でもいろいろな見方があるんですね。勉強になりました。

 

そういえばれいちゃんのはいからさんのカテコも楽しかった。本当に楽しそうに話してくれるし、下級生に無茶ぶりはするし。笑

お話し上手ですね。

 

 

で、ここまではいからさんに書いといて最終的にお話ししたいのが

れいちゃんガチ恋疑惑

 

です。

 

今までれいちゃん気になる人でした。贔屓じゃないけど、なんか気になる。花組さんに行くときは一番に観ちゃう、みたいな。

愛ちゃん(愛月ひかる)のフォトブにかなめさん出てるから買いに行こーと思ってキャトルに行って、結局れいちゃんのフォトブを買ってしまうくらいは好きでした。(れいちゃんのフォトブ、日を変えて3回読んだところで買った方がいいなと気がついて買った)

ほんとこの方やることなすこと私にクリティカルヒットしてくるんですよね。

好きな食べ物はごはんにから揚げ、好きな匂いはお出汁の匂いっていうぶれないところが好き。

でも別にご贔屓にはならないかなって思ってました(過去形)。

 

今回ちょっともうかっこよすぎて、お芝居も良かったし、、、ガチ恋の予感。

いや少尉にガチ恋なのか、れいちゃんにガチ恋なのかわかんないですけど、ね。

より一層好きになったことは確かです。

あー、もうこれ以上好きな人増えてどうするんだろう、本当に。

 

瀬央さんのときは、桜花でガチ恋かもって思ってオームシャンティオームで完全に落ちたんですよね。

だかられいちゃん次の公演次第ではご贔屓さんの仲間入り、、、?

次は・・・ポーの一族!!!

こりゃはまる気しかしませんね。ええ。

 

でもあれですよ、たぶんご贔屓さんまではいかないと思うんですよ、ええ。さすがに。たぶん、きっと、、、、、。

 

でもれいちゃんの会に入ってお手紙渡しているみなさんを見て(Twitterで)、やや嫉妬ですよ(気持ち悪くてごめんなさい)。いいなぁ。ずるいなぁって。(全然ずるくはないですよええ)

れいちゃんにそっけなくお手紙を回収されたい、一瞥もされずに入り出が終わっても後悔しない。(再度気持ち悪くてごめんなさい)

 

まぁ、でも、本当にご贔屓さんまでは難しいかな、、、(これ以上花組さんのチケットをとる余裕がない)(悔しい)

 

れいちゃん、罪作りな男(役)ですね。。

 

 

長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。

 

 


にほんブログ村