おなじほしをみつめていたい

ゆるゆると宝塚について語れたら。初恋は凰稀かなめさん、七海ひろきさんに愛を叫び、瀬央ゆりあさんに落ちる。

燃ゆる風!キャストさん!

こんばんは!

 

燃ゆる風のキャストさんたちの感想を述べさせていただこうと思います*

ネタバレあるので注意でお願いします。 

 

 

まずはとにかくかいちゃん。

役に入りきっていましたねぇ。私直近で見たのがロベスピエール、その前が川路さん、あとイメージが強いのが今やってるムケーシュ。ちょっと悪役が多いので、燃ゆる風の役はなんだか新鮮でした。

開演アナウンスがかいちゃんだってわかってたのに、最近あんなにさわやかな声聞いてなかったから一瞬だれかと思った。

スカピンの紅さんもそうだったけど、かいちゃんももう開演アナウンスから役に入ってるんですよね。声だけでやさしさと強さが伝わってきた、、、。

かいちゃんの役作りははっきりしてる。半兵衛は優しいし、なにより強い。優しさは強さだって言葉を聞いたことがあります。本当に優しい人は強い人だと。お菓子をあげたり、上っ面だけほめるのは優しさではない。

幼少期、お母さんの命を助けるために無鉄砲に他領に侵入しちゃう半兵衛。その時から優しかったんですね。濃姫と出会って、優しさだけではいけない、強さがないと人にやさしくはできない、自分も守れないことを知って勉強したんだろうな。

っていうのを感じました。

かいちゃんはすごいですね。かいちゃんが新しい役をするたびに、違う引き出しがでてきます。この役は前やった公演のこの役と似てるなー、この場面と似てるなーって思うことがたまにあるんですが、かいちゃんにそれはあんまり感じないんですよね。必ず一人一人違う人で、違う人生を歩んでいるんだなって思います。

それはかいちゃんが色んなことを感じて、考えられる人で、かつそれを表現できるように努力を重ねてきたんだろうなと思います。

かいちゃんは憑依型、というよりかは、思考して作り上げていくかんじがするのですが、思考して作り上げる、しかもいろいろな人、いろいろな感情を作りあげるっていうのは大変だと思うんですよね。それがすごいなと。そしてそれができるっていうことは、かいちゃんはたくさんの感情を味わってきたんだろうなと思います。だからこそああいうお芝居ができるんだろうなぁぁあと思いぞくぞくしておりました。

何事も芸の肥やしなんだろうなぁ。

でも今回の役は、とってもかいちゃんに近かったですよね。そう宛て書きしてもらったのもあると思うけど。

奥さんを大事にして、優しくて強い、そしてインテリ。

私の中でかいちゃんは、とっても感情を大切にするインテリ。

 

かいちゃんのアンコールは本当にかわいい。

私の一番のつぼは、「みんなを抱きしめたいけど、そんなことしたら捕まっちゃう~」の件り。たぶん客席から「捕まらないですよ」みたいな声がかかって、そしたらかいちゃんがちょっと冷静に「いや捕まるよ」とあっさり言ったところ。

かいちゃん、星組に行ってからめちゃくちゃイケメンのイメージになって、いつも甘いことばっかり言ってるイメージになっていて、いやそれはそれで本当に素敵なんですけど。

やっぱりいつもどこか現実を忘れないかいちゃんが好き♡

ちょっと冷静なところ好き♡

なのです!!!

あとは泣きながら挨拶してて、途中で「なんで私はいつもこんな重いことを言うかというと~」と話し始めるところも好き。かいちゃんって自分を客観的にみる力が備わってるんだと思う。いつも自分の立ち位置考えてそう。その能力分けてほしい。。。

 

 

ヒロインきぃちゃん。いやこれはもうさすがというかなんというか。まずお歌は上手。きぃちゃんの歌の好きなところは、歌うまの下級生さんってあんまり歌に感情が乗らないイメージなんですが、きぃちゃんが目線とか、歌い方とか、役に入ってる気がする。しかも超絶うまい。こりゃすごいわ。

そして芯の強い、でも可憐な女性を演じられていました。半兵衛にすがりつくところ、半兵衛への想いが強くて、引き留めたい気持ちもあるけどそんなことしたら半兵衛が困っちゃう、自分は半兵衛のしたいことをしてほしい気持ちもある、最期まで味方でいてあげたいからこそ手を離さなきゃいけない、わかっているけどでもすがっちゃう、、、っていうのがすごくよかった。きぃちゃん女心わかってるなぁ。。

きぃちゃんって少し気が強いイメージなんですが(主にかいちゃんブリドリより)、可憐なかんじがとても出ていて、素敵だったなぁ。

最後のご挨拶で、めっちゃ目をうるうるさせながら一つ一つの言葉を丁寧にはっきりという姿に私も泣いてしまいました。一つ一つの言葉が、自分で考えた、自分の中にある本心をお話しているようで、、、。最後まで泣き崩れることなく、声が聞き取りづらくなることもなく、立派な舞台人なんだと感じました。きぃちゃん尊敬してます。

素敵なトップ娘役になると思います。だいきぃは期待していたコンビなので、絶対どこかで観に行きたい(あやなちゃんもいるしね)(あとは雪組さんのチケットがとれるか)。

 

あとすごいなっていうのは専科のまりんさん。

お芝居上手すぎてなんていうかもう。誰が見てもだと思います。

秀吉感がよかった。とっても有名な人物だから逆に難しい思うんですけど、今回のお芝居で必要な秀吉の側面を切り取っていて、表現もみんなに伝わるし、、、。

まりんさんとかいちゃんの場面、よかったなぁ。役と役というかんじ。それこそ衣装も、舞台装置も使わないお芝居とかしてほしい。

やっぱり専科さんはすごいですね。。。

 

あとははるこちゃーん!!!

綺麗!かっこいい!

濃姫の女性らしさと、道山の娘であり信長の妻という強さが共存してましたねぇ。もうはるこちゃんが星組に残ってくれてて本当によかった!

娘役さんは短命で、ほんと悲しい限りなんですが、やっぱり長く務めたからこその力がありますよね。艶もあるし、、、

今回ははるこちゃんときいちゃんのお芝居もあり、やっぱり娘役だけのシーンって本当にかわいい。

超男尊女卑の宝塚ですが、宝塚の娘役さんって特別じゃないですか!男役もいいけど、もっともっと娘役にスポットライト当たったっていいと思う!

と思っているので、今回は娘役さんのシーンもそこそこあったし、ほんと良かった。かわいい。

 

あとはてんてん。さすがのお芝居上手。いろいろ言われて耐えてるところとかよかったなぁ。苦悶の表情が似合いますよね。

おとねさんのお芝居をゆっくり見られたんですが、私好きです。素敵な娘役さんを今まで見逃していたなんて、、、不覚でした。お芝居上手な気がする。絶叫する役って嫌な感じするときあるじゃないですか、そういうのなかったです。

じゅりちゃんもお歌がうまくて、いい息子役さんされてましたね!あの息子さんもまじでかっこいいし、肝座ってるし、かっこいいわ。

 

ぴーすけがとってもいい役とは聞いてたけど、こんなに良い役だとは知らなかった。本人も楽しかっただろうし、関係性も良かったですね。若々しい感じ。かいちゃんを守るために生きているっていうのがなんかもう。配役ありがとうございます。

ちなみに私は三郎太の最期が号泣だった。

 

あとかぶちゃん(朝水りょうくん)が、いたるところに出てきて笑っちゃいました。今度は敵?今度は味方?今度は何???ってかんじで、ほんと自分でもわからなくなっちゃいそうなくらい色んな役してませんでしたか?

一瞬本当に笑っちゃったんですが、でもそれだけ何の役でもこなせるし、器用だし、任せられるってことですよね。すべてのお役違和感なくこなされてて、きっとたくさん引き出し持ってるんだろうなって思ってみてました。

 

あとは桃堂さん。阿弖流為でも嫌味な貴族がよかったなぁ、夏樹れいちゃん張ってるなぁなんて思ってたんですが、今回もよかったです。これから舞台を締めてくれる男役になりそうな予感がします、、、あくまで私の予感という頼りにならないものですが!(でも気になる)(毎回いいお芝居している気がする)

 

あとはマイケルとれおさん、この2人はかいちゃんとの対比で「どう死ねるか」を表現していたようにみえるんですが、それがよかったなぁと。この対比で、よりかいちゃんが一層鮮やかにみえました。素敵なお二人だった、、、!

 

 

いやぁ。これはよかった。

キャストもよかったし、物語的にとてもよかった。好きです。

泣きたい時はこれをみて思いっきり泣こう。

 

 

 

余談ですが。

いつまでちーかいを引きずってるんだよって話なんですが、あの緞帳の前に立ってるかいちゃんをみただけで泣きそうになりました。WMWのときは副組長さんに挨拶していただくのを忘れちゃって、ちーさまと「やばいやばい」してるのが面白かったんですが笑

今回はちゃんと挨拶いただいててよかったね、、、と。笑

スカステではちーさまの名前は聞けませんでしたが、当日はちーさまと主演させていただいたWMWは~みたいは話してたらしく、それだけでもう私は成仏できるかも。(結局できてないんですが笑)

WMWを思い出しましたね。

 

笑いたい時はWMW、泣きたい時は燃ゆる風かな!!

 

(多分私はWMWでも泣きますが)

 

素敵な物語でした!

お付き合いいただきありがとうございました!

 

 


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